マクロを有効にする手順について
赤い警告バー「セキュリティリスク/マクロの実行をブロックしています。」が表示されます。
Microsoft社にて、セキュリティ強化のため、2022年9月より、インターネットからダウンロードした<VBA マクロ有効ブック>を、デフォルト(既定)でブロックする仕様へ変更(※)されています。
※これまでは、起動後の画面へ表示される「コンテンツの有効化」をクリックすると、マクロを有効にできましたが、Excel の画面上から有効化ができなくなりました。
「セキュリティリスク」が表示された場合は、次のいずれかの方法で、ブロックを解除してからご使用いただけますようお願いいたします。
※これまでは、起動後の画面へ表示される「コンテンツの有効化」をクリックすると、マクロを有効にできましたが、Excel の画面上から有効化ができなくなりました。
「セキュリティリスク」が表示された場合は、次のいずれかの方法で、ブロックを解除してからご使用いただけますようお願いいたします。
帳簿ファイル(解凍後)の「プロパティ」からブロックを解除
- ダウンロードデータ(zipフォルダ)を<解凍>して、帳簿ファイルを起動すると、赤い警告バーが表示されます。
※警告バーの「詳細情報」をクリックすると、Microsoft社の サポートページが表示されます。 - 赤い警告バーが表示された場合は、帳簿ファイルを閉じて、エクスプローラーから、ファイルの保存先を開きます。
※ダウンロード時に、保存先を選択しなかった場合は、パソコンの「ダウンロード」フォルダ内に保存されています。 - <解凍>したフォルダ内にある「帳簿ファイル」を選択して、右クリックし、表示されたメニューから [プロパティ] を選択します。
- 解凍後の帳簿ファイル(※)のプロパティの[全般] タブの下部にある、[セキュリティ] の [□許可する] のチェックボックスへチェックを入れて、[OK] をクリックします。
※解凍前の(zipフォルダ内の)帳簿ファイルのプロパティへは、ブロック解除が表示されませんので、ご注意ください。 - ブロックを解除した帳簿ファイルを起動すると、「セキュリティの警告」が表示されますので、「コンテンツの有効化」をクリックします。
帳簿ファイルの保存先を「信頼する場所」へ登録
- パソコンの「ドキュメント」内へ、帳簿ファイルを保存する「フォルダ」を作成します。
- Excel を起動して、画面左のメニューから「オプション」をクリックします。
※シート表示画面の場合は、画面上のメニューから、「ファイル > オプション」をクリックします。 - 「Excel のオプション」が表示されたら、「セキュリティ センター」、「セキュリティ センターの設定」の順にクリックします。
- 「トラストセンター」の 「信頼できる場所」 、「新しい場所の追加」の順にクリックします。
- 「参照」をクリックして、保存先として追加したフォルダーを選択し、「□ この場所のサブフォルダーも信頼する」へチェックを入れて、[OK] をクリックします。
- 解凍後の帳簿ファイルを、「信頼できる場所」へ設定したフォルダへ移動します。
※登録後にフォルダ名を変更したり、帳簿ファイルを他の場所へ移動すると、ブロックされますので、ご注意ください。再度、「信頼する場所」への登録(変更)が必要になります。
ブロックを解除するため、プロパティを開きましたが、属性の欄に「セキュリティ」が表示されません。
解凍前のzipフォルダ内の帳簿ファイルのプロパティを開くと、圧縮されているため、属性へ「セキュリティ」が表示されませんので、ご注意ください。
ブロックの解除は、必ず、解凍後のフォルダ内の帳簿ファイルのプロパティ(以下)から行ってください。
ブロックを解除した帳簿ファイルのプロパティは、次のようになります。
ファイルを開いて、操作ボタンをクリックしても動作しません。マクロを有効にする方法を教えてください。
操作ボタンをクリックしても動作しない場合、または以下のエラーメッセージが表示される場合は、マクロが無効になっていることが原因として考えられます。
「セキュリティの警告」が表示されずにファイルが開く場合は、「セキュリティセンター(トラストセンター)」の「マクロの設定」を確認して、「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」にチェックを入れてください。
セキュリティセンター(トラストセンター)の表示方法
・ファイル(※)>オプション>セキュリティセンター(トラストセンター)/セキュリティセンターの設定(トラストセンターの設定)>マクロの設定マクロを有効にする操作手順
Excel 2010 以降の場合、ダウンロードファイルを開くと、「保護されたビュー」が表示されます。右端の「編集を有効にする」をクリックしてください。
「セキュリティの警告」が表示されますので、「コンテンツの有効化」をクリックしてください。マクロが有効になります。この作業は、Excel 2010 からファイルを開く初回のみで、2回目からは自動的にマクロが有効になります。
※マクロのセキュリティレベルは、「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」に設定してください。
入力作業を始めようと、操作ボタンをクリックしたら、「このブックでマクロが使用できないか、またはすべてのマクロが無効になっている可能性があります。」とメッセージが出ました。
エラーメッセージは、マクロが無効になっていることによります。次のような原因が考えられます。
- 起動時に、「コンテンツの有効化」が選択されず、マクロが無効の状態になっている。
【解決方法】
起動時に、「コンテンツの有効化」を選択して、マクロを有効にします。
※新しい帳簿ファイルやファイル名を変更した際は、初回起動時に、マクロを有効にする操作が必要になります。 - 「マクロの設定」にて、「全てのマクロを無効にする」が選択されている。
【解決方法】
「セキュリティの警告」が表示されずにファイルが開いた場合は、次の手順で「セキュリティセンター」の「マクロの設定」を確認してください。 - 画面上のメニューから、「ファイル」を選択して、左メニューから「オプション」をクリックします。
- 表示された「Excel のオプション」の左メニューから、「セキュリティセンター(トラストセンター)」をクリックします。
- 右画面の「セキュリティセンターの設定(トラストセンターの設定)」ボタンをクリックします。
- 表示された「セキュリティセンター(トラストセンター)」の左メニューから、「マクロの設定」をクリックします。
- 右画面に表示された「マクロの設定」jから「警告を表示して全てのマクロを無効にする」へチェックを入れて「OK」をクリックします。
- 「Excel のオプション」の「OK」をクリックします。
- Excel を再起動して、、「コンテンツの有効化」が表示されたら、クリックします。
- 「名前を付けて保存」を選択された際に、ファイル形式が変更されてしまった。
「マクロ有効ブック」の拡張子は、「.xlsm」になります。Excel ブック(.xlsx)で保存すると、マクロが無効になります。
【解決方法】
「名前を付けて保存」にて、ファイルの種類から、「マクロ有効ブック(*.xlsm)」を選択して保存し直すと、マクロが使用できる状態に戻ります。